2017年1月26日木曜日

7割の民衆が年内に年金改革を完成させることを支持している。


政府が推進する年金改革について、民主進歩党は26日世論調査結果を発表した。民進党の楊家俍スポークスマンは、70.4%もの人々が、年内での年金改革の完成を支持しており、25.9%が不支持を表明している、と述べた。今回の年金改革の目標について、「バランスのとれた長続きする年金システムを作る」、ということについて、85.1%が賛成を表明し、11%が不賛成を表明した。そのうち、2029歳の民衆の賛成度は95.2%に達した。
 楊スポークスマンは、「子々孫々まで続く年金の保障を確保することや、将来510年ごとに、定期的に年金制度を検討するべきである」、ということについては、87.3%の人々がこうした制度に賛成し、不賛成は10.1%だった。労働者の支持は9割を超えて、軍公教も77%の支持率を示した。

楊スポークスマンは、今回の年金国是会議において、労働者年金、公教年金に分けての細部の改革方針を示しており、どの年金改革の方針も、労働者年金、軍公教年金にかかわらず6割以上の民衆の支持があり、中でも「年金の計算は転職に影響されない制度」、については86.3%の民衆が支持をしている。これは今回の年金改革の目玉である。公教年金については、中でも「最低金額を設ける」、「公教退職年金計算の基準を退職前15年の平均給与とする」、「毎年公教の18%の優遇預金金利を引き下げ、6年後にゼロにする」などについては、7割かそれ以上の民衆の支持を得た。
  
楊スポークスマンンは、世論調査から一つの趨勢が見て取れるが、全体的に言えば若い人ほど年金改革を支持する比率が高い。職業別に見てみると、40歳未満の軍公教の人々について、「18%の優遇貯蓄利子の取り消し」及び「毎年公教の定年後の年金ボーナスを最高で18%に上げることができる」などの項目の支持率は70%を超えており、40歳以上の軍公教の人々よりも明らかに高い数字である。彼らが段階的に年金改革を行っていくことに対して高い期待を持っていることがわかる。

楊スポークスマンは、年金改革国是会議は多くのコンセンサスを達成し、年金改革委員会の招集人の陳建仁副総統はメディアを通じて、自ら改革法案について人々に説明をし、社会各界に年金改革の方向性を一層理解してもらうようにしている。これは人々が年金改革のコンセンサスを集めるのに有効で、この成果が現在の年金改革国是会議後の世論調査結果に表れている。楊スポークスマンは、年金改革の方針は正しく、政策の説明がしっかりされて、事実ではないデマによって作られた疑問や不安がはっきり取り除けられれば、国民の年金改革に対する高いコンセンサスを得ることが出来る。楊スポークスマンは、年金改革のプランがすぐに立法院に送られるようにし、与野党各界で協力しあい、社会が大変期待を寄せているこの改革を、一緒に完成させよう、と呼びかけた。


この世論調査は、123日から24日まで行われ、1009人から回答を得た。対象は20歳以上の投票権を有す公民であり、95%の信頼水準において、標本誤差は約±3.10%。  

Share/Bookmark

0 コメント:

コメントを投稿