2017年1月3日火曜日

2017年 新年の新しい政治 民国70年代生まれのスポークスマンが就任。 民進党:産業を振興し、労働者のために。一緒に頑張ろう。


2017年の新しい風、民主進歩党スポークスマンの阮昭雄、王閔生、黃適卓、楊家俍、そして新たに任命された張志豪、呉沛憶は3日、フェイスブック上での相互やり取り「2016年 我々が一緒に成し遂げたこと」の発表記者会見を行った。王スポークスマンは、新しい一年を展望し、我々は新たに民国70年代生まれの張志豪、呉沛憶の若い2名をスポークスマンとして迎えた。即戦力としてともに創意と活力を発揮し、発言を活発にしてくれることを期待している。2016年を振り返って、民進党が政権についてから半年がたち、政府は蔡英文総統が掲げている『リーダーとしての責任を果たし、穏健に改革する』という施政方針を主軸として、多くの改革の政策を推進している途中であり、最初の成果が見えているところだ、と述べた。

王スポークスマンは、経済面では、我々は経済全体が復活しつつあることを見て取れるだけでなく、蔡英文総統が選挙期間中に約束した産業政策も少しずつ実現させているところである、と述べた。労働者に対する政策では、民進党は常に労働者の立場に立ち、基本給を大幅に上げることのほか、労働者の特別休暇の基準や日数の制限をゆるめてきた。政府が産業の発展を進めてきたばかりでなく、労働者の権益と福祉も向上させようとしてきたのが証明されている、と述べた。

更に多くの人々に、政府の政策実行の決心を理解してもらうべく、本日「2016年 我々が成し遂げたこと」を公表した。これは主にこれまでに人々が関心を持ってきた経済と労働権益に係る政策の各20項目について、Q&A方式で、2016年のクリスマスの後に民進党のフェイスブックでスタートしたものだ。そして毎日午前10時には、経済、午後5時には労働について問題を出している。そして午後1時からは経済、午後8時からは労働について正解を発表している。活動は15日までである。Q&A方式がネットでの交流を増やすことを期待している。王スポークスマンは、それぞれの答えに正解した人には、蔡英文主席から新春の小物がプレゼントされるので、奮って参加して欲しい、と述べた。

先ず経済について、呉沛憶スポークスマンは、新政権がスタートしてからのこの7か月、経済を振興することが重点的な仕事だった。産業発展の予算組みを含め、関連する法案制定と改定の仕事はほぼ完成した。続いて、政府は産業のモデルチェンジを推し進めて、全面的なインフラ建設をしていくことを通じて、台湾の全体的な低賃金問題を改善することである。呉スポークスマンは、 52のイノベーション産業の他、若者が関心をもっている生活環境問題や、 2017年に政府が進めようとしている長期ケア政策、公共保育や社会住宅などが、現地の産業と雇用の機会をもたらすことが予測されている、と述べた。新政府の経済振興政策は、目的はただいい数字のためだけではなく、より重要なのは国民の全体的な生活環境を改善することである。
  
2016年はどれぐらいのことをした?」―について、張志豪スポークスマンは、新しい1年は、政府が蔡総統の選挙マニフェストを実現させるべく、歩みを速めていくと信じている、と述べた。蔡総統の政策の方向は大変はっきりしており、政府の全体産業の方向も非常に明確である。過去何年もの間、コスト削減に重きをおいてきたことや、「台湾で受注し、海外で生産する」という受託生産輸出成長モデルが、台湾の競争力を長期的に弱め、経済の成長を鈍化させ、就業不足と給与が下がること等につながっていた問題を改善するため、政府はイノベーションで経済のモデルチェンジをはかり、新しい成長のエネルギーを見つけだしたいと考えている。最終目標は経済成長の遅滞から抜け出すことであり、国内の就業と給与を同時に増加させることである。労働所得額を上げて、具体的に分配の仕方を改善させることである。具体的な政策は、優先的に進めている「バイオテクノロジー医薬」、「アジア・シリコンバレー計画」、「スマート機械」、「自然エネルギーテクノロジー」、及び「国防産業」の五大イノベーション研究開発計画であり、このほか、限りある資源を有効に集めて、産業イノベーションをもたらして、過去半年で政府が採択した113億元の「アジア、シリコンバレー計画」に初年度に110億を、毎年200億を「デジタル国家、イノベーション経済プラン」に投じて、スマート機械産業推進プラン及び新南向政策計画を進め、政府は重大な政策を人々の期待に応えるべく素早く推進していくであろう、と述べた。


産業のモデルチェンジについて、楊スポークスマンは、数字を見ると景気が好転したことが見て取れ、我々はそれを信じて一緒に頑張りたい、と述べた。産業の仕組みの改善は、政府が先頭に立ってきっかけを作っていくほかに、環境を大きく改善し、台湾で似たような性質の企業が集まるようにして産業チェーンを作り出し、地元と結びつき、グローバルにつながり、将来につなげていくことである。政府は同時に「産業イノベーションモデルチェンジ基金」、を作り、優先して中小企業のイノベーションとモデルチェンジのアップグレードを指導して支援していく。昨年末の最終統計によると、既に投資額は1346億元増えている。楊スポークスマンは、半導体産業を含め、それらはもともと次の世代での物のインターネット産業を発展させるために重要な産業であるので、政府は大変重視している。政府は台湾の各産業の技術の強みを発揮させて、新しい段階の産業の仕組みのモデルチェンジと経済発展に導いていくだろうと信じている、と述べた。


黄適卓スポークスマンは更に進んで、520日に政権に返り咲いて以来、我々は様々な経済の数字上での根拠と成果を確認してきた。特に海外からの受注の成長であり、その前の半年間よりもからっとすっきり好転した。台湾のこの数か月の海外からの受注高はとてもいい数字を出しており、経済部の統計処が今月公表した海外受注変動を見ると、11月の受注額は436.2億米ドルであり、月増加2.2%、年増加7%4か月連続して海外受注高が増加し、情報通信産業は145.8億で、月増0.9%、年増6.9%、歴年2番目の高さである。電子産品は117.5米ドルで、月増2.6%、年増10.1%で、これまでの単月で最も高い記録である。黄スポークスマンは、これは民進党自身の成績ではなく、全国民が共同で努力した成果である。人々が我々に託してくれた期待で、我々は改革への期待に少しずつ応えていく責任がある。黄スポークスマンは、2017年は、多くの改革の過程が始まったところで、我々は引き続いて、この間、皆が我々にくれた叱咤激励を心にとめておきたい。そして、我々は台湾の人との約束である、穏健な改革、台湾をライトアップする、ということを忘れない。このほか、政府はいくつかの重要な経済施策があり、重要な経済政策は、4000億元の内需拡大なども含まれている。どれも大変重要な経済エネルギーの源であり、非常に期待している、と述べた。

最後に、労働者の福祉に係る政策であるが、阮昭雄スポークスマンは、「全面週休2日は実感出来る政策で、全ての労働者が休みを取得する際にその良さを実感しただろう!」と述べた。過去数か月以来、執政チームは基本給与の上昇から、7日のうち必ず1日を休日にとするという厳格な規則の適用、外国籍の労働者の3年に一度台湾から出国するという規則の撤廃、並びに国道使用料徴収員に係る問題など、注目度の高い問題について取り組んできた。現在既に全面週休2日を実施した。政府は更に努力して産業のグレードアップを行い、全体的な経済を改善する方向から着手し、労働所得と仕事条件の向上に引き続き努力することと信じている、と述べた。

 阮昭雄スポークスマンは、労働基準法は法改正を終え、続いて実施していく流れで、労働者の全面週休2日の実施を含め、若者と就業労働者の特別休暇の増加、及び全国の国定祝日の一致など、これら総統が選挙前に労働者の皆さんに約束していたことは、現在既に法の修正が実現したところである。細かな部分の実施については、責任ある部会が引き続き産業と労働者に各新しい制度を理解してもらうために、宣伝や教育をしていく予定ことになっている。2017年も我々と一緒に頑張っていくことを期待している、と述べた。


最後に、我々は、政府は現在改革を行う真っただ中で、更に多くの資源と国民の支持が必要であり、特に今年は中央政府の総予算について、国民党はなんとまだ4000個の提案を出して邪魔をしており、非常に遺憾なことである、と述べた。国民党はいつからこんなまじめになったのだろうか。将来引き続き改革を進める上では、こうした国民党の邪魔にも対応しなければいけないと考えているが、我々は国民党に改心することを呼びかける。中央政府の総予算をすぐに採択させることが、国民の幸せにつながるのである、と述べた。

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