ページ

2015年8月13日木曜日

蔡英文主席が日本の前防衛大臣小池百合子氏と面談 台湾と日本のエネルギー問題について意見を交換

民主進歩党の蔡英文主席は13日、中央党本部で日本の前防衛大臣小池百合子氏と面会した。双方はアジア太平洋の情勢と、台日関係、及び水素エネルギー戦略などの問題で意見交換を行った。

小池百合子議員は日本の傑出した女性政治家であり、環境大臣や、女性初の防衛大臣を歴任し、現在は自民党の衆議院議員である。小池衆議院議員は長い間、国家の安全や環境保護問題に取り組んで来られた。現在は「FCV(燃料電池自動車)を中心とした水素社会実現を促進する研究会」の研究会の会長を務めている。

小池衆議院議員は、日本の水素エネルギー政策と現況を簡単に蔡英文主席に報告した。そして、安倍政権が水素エネルギーを日本の国家戦略に位置づけており、目標は2020年までに水素エネルギーを提供する海外戦力パートナーとなることだ。小池議員は、環境保護の観点からも国家の安全の観点からも、日本は石油依存度を下げ、二酸化炭素など気候変化の原因となる要素を減少させることが必要で、水素エネルギーは具体的なやり方の一つであり、毎年「石油エネルギー依存度40%以上削減」の目標を達成させることができる、と述べた。

蔡主席は小池衆議院に対して、日本が水素エネルギーを国家戦略にした背景と原因は何か尋ねた。福島での原発事故の後、台湾各界ではどのようにしたら、原発に高度に依頼している状況から抜け出せるか考えをめぐらせている。再生エネルギーの応用や、「脱原発社会」は民進党の一貫した理念である。脱原発国家に邁進している中で、民進党は水素エネルギーがグリーンエネルギー戦略項目になるかどうかを評価する予定だ。蔡主席は、小池衆議院議員に日本の専門家チームと民進党のシンクタンクが更に一歩交流を深められるよう協力を依頼し、どのようにすれば、台湾と日本相互が長期的なエネルギー戦略で協力しあえるか、考えたい、と述べた。小池衆議院議員は、どのように水素エネルギー社会を構築していけるか共同で研究できるよう、台湾の専門家を日本に招く、と述べた。


 小池衆議院議員は台湾に非常友好的で、過去台湾が重大な災害にあった時は、何度も手を差し伸べてくれた。921の大地震のときは、プレハブの家を被災地に届けてくれ、SARSの時はマスクを大量に送ってくれた。今回の面談には釗燮秘書長、エネルギー政策召集人張景森教授、國際部主任黃志芳、國家安全組研究員陳建仲         及びエネルギー政策の学者が同席した。

0 件のコメント:

コメントを投稿